書籍目録

『聖俗古今普遍大事典:第4巻Ap-Az』

コロネリ

『聖俗古今普遍大事典:第4巻Ap-Az』

1703年 ヴェネツィア刊

Coronelli, Vincenzo.

BIBLIOTECA UNIVERSALE SACRO-PROFANA, ANTICO-MODERNA, In cui si Spiega con ordine Alfabetico OGNI VOCE ANCO STRANIERA, Che può aver significato nel nostro Idiomata Italiano, Appartenente A Qualunque Materia. TOMO QUARTO. AP-AZ…

Venezia (Venice), Antonio Tivani, M.D.CCIII(1703). <AB20251450>

¥220,000

Folio (22.3 cm x 32.5 cm), Title., 6 leaves, pp.1-48, 458 numbered lieaves(4 numbered at each leaf (1-1830) ), plates: [1], Contemporary parchment.
本体が製本から外れかかっている状態で、水染み跡、中尊が散見されるがテキストに損傷はない状態。

Information

著名な地理学者が企てた壮大な事典の中に散見される日本関係記事

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 当時を代表するフランシスコ会の地理学者コロネリ(Vincenzo Coronelli, 1650 - 1718)が手がけた壮大な事典の第4巻にあたるもので、項目Ap-Azに該当する事項が収録されています。この事典は、そのタイトルが示すように古今東西のあらゆる歴史的、地理的、宗教的に重要と思われる事柄をアルファベット順に配列して網羅的に収録しようとするもので、後年に刊行される著名な『百科全書』の先駆けともいる企画でした。しかしながら、この壮大な企画は完結することがなく、計画されていた全45巻のうち第7巻(項目C)をもって未完のまま終わってしまいました。地理学者、地図製作者として数多くの地図制作や地球儀製作に携わっていたコロネリは、この事典の収録項目に日本の細かな地名を相当数収録しており、そうした項目は刊行された7巻の各所に散りばめられています。コロネリはフランシスコ会士として、16世紀半ばからの日本宣教の歴史にも深い関心を寄せており、イエズス会士らの報告書などに見られる地名を、自身が製作する地図に、そして本書の中に採用しており、結果的に日本の地理情報を当時のヨーロッパの読者に伝えることにも大いに貢献しました。この事典は既刊分全7巻の揃いはおろか、各巻だけでも古書市場に出現することは滅多にないことに鑑みると、本書は第4巻のみといえども貴重な現存本と言えるでしょう。なお、コロネリは本書だけでなく、世界の歴史全体をまとめようとしたもう一つの壮大な世界年代記も企画、出版したことでも知られています。