書籍目録

『大英帝国と日本との条約改正に関する通信録』

(英国議会文書)(条約改正交渉)(フレイザー)(青木周蔵)(陸奥宗光)ほか

『大英帝国と日本との条約改正に関する通信録』

1894年 ロンドン刊

(Fraiser, Hugh) / (Aoki, Shūzō) / (Mutsu Munemitsu)

CORRESPONDENCE RESPECTING THE REVISION OF THE TREATY ARRANGEMENTS BETWEEN GREAT BRITAIN AND JAPAN. Presented to both Houses of Parliament by Command of Her Majesty. August 1894. (JAPAN. No. 1 (1894).)

London, HARRISON AND SONS, 1894. <AB201780>

Sold

Large 4to, pp. [i, ii], iii-v, [1], 2-146, Modern half cloth.

Information

明治政府の悲願、1894年の条約改正に至る1888年以降の日英両国の交渉過程を詳述

タイトルページ
1888年から1894年の日英通商航海条約締結までの交渉過程と関連文書を時系列に沿って収録している。
上掲の続き
日本が提案した新条約草案。外務卿青木周蔵のもとで交渉に尽力した岡部長職が1889年1月に提示したもの。
「極秘(Confidential)」とされた付論では、条約改正交渉にあたってネックとされていた日本国内の近代法典整備が進んでいることを強調している。
イギリスによる日本草稿の修正案。このようなやりとりが繰り返し長期間にわたって続けられたことが本書から分かる。
青木周蔵から、フレイザー(Hugh Fraser, 1837 - 1894)に宛てた書簡の一例。フレイザーは条約改正交渉において、イギリス側で主要な役割を果たした人物。
「覚え書」などの関連文書として、日本国内でのやり取りについても様々な資料が収録されている。
1894年7月に締結された日英通商航海条約の冒頭部分。これにより、明治政府は悲願であった条約改正の大きな一歩を踏み出すことができた。