Category 幕末までの海外における日本研究（蘭学関連文献含む）

（オルコック）

1865年ロンドン刊

(Alcock, Rutherford)

COMMERCIAL REPORTS FROM HER MAJESTY'S CONSULS IN JAPAN. 1863-64. Presented to both Houses of Parliament by Command of Her Majesty. 1865.

London, HARRISON AND SONS, 1865. <AB201779>

Dontated

15.3 cm x 24.6 cm, Title, pp.[1], 2-44, Original blue paper wrappers.

Information

報告書目次。横浜、長崎、函館がそれぞれ10から15ページほどかけて報告される。後年の報告書に見られるような、開港場間での取り扱いの大きな違いはまだ見られない。

オルコックからラッセル外務卿宛への報告一例。1864年9月7日付のもので、四国艦隊による下関砲撃とその講話直後のもの。この報告書の約２ヶ月後にラッセル卿から召喚命令を受けることになる。

貿易統計数字は、「コマーシャル・ニュース」など居留地の新聞情報などに多く依っている。横浜港からの輸出品目で冒頭に挙げられているのは、やはり生糸と茶である。

これは「ジャパン・ヘラルド」紙からの情報。

長崎報告冒頭。本国召還の命を受けた後（1865年1月）のためオルコックの文面は最小限にとどまる。長崎領事ガウワー（Abel Anthony James Gower, 1836 - 1899)からの報告がほぼ全てを占める。

神奈川奉行、土岐頼礼からの書簡翻訳文

1863年長崎の輸入貿易状況

函館報告冒頭

函館港に入港した外国船名一覧

「蝦夷」の漁業者名簿