書籍目録

『日本政治史』

市川代治?

『日本政治史』

オスマン・トルコ語版 1914(ヒジュラ暦1330)年 イスタンブール刊

Ichikawa, (Daiji ?)

Japonya Tarih-i Siyasisi.

Istanbul, Mesai Matbaasi, 1330(1914). <AB201776>

¥43,200

Edition in Ottoman Turkish

13.5 cm x 19.8 cm, pp. [1-3], 4-47, Original paper wrappers
綴じ紐が解けてしまっており、本体がバラバラの状態のため、要補修。

Information

ベルリン大学に在籍していた市川代治によるドイツ語論文からのオスマントルコ語訳とされる文献。

 本書の著者は、日本の「市川博士」とされており、ドイツ語の原文からオスマントルコ語に翻訳されたものとなっていますが。この「市川博士」とは、ベルリン大学に留学し、ベルリン東洋語学校で日本語講師をしていた市川代治であると言われています。その原著がドイツ語のいかなる文献であるのかは、店主にはわかりませんでしたが、2007年にアンカラで現代版が刊行されていることに鑑みますと、第一次世界大戦勃発前夜に刊行された本書は、ドイツ語経由のトルコへの日本情報として、政治的分野脈から重要な文献であったことが推察されます。

「市川代治
ベルリン大学に1900年(明治33)から1908年 (明治41)まで通算8年間在籍した。1900年夏学期から1904年夏学期までは哲学を、また1904年夏学期から1908年夏学期までは国民経済学をそれぞれ専攻している。また1905−1908年の間は、同時にベルリン大学付属ベルリン東洋語学校(Seminar für Orientalische Sprachen zu Berlin)の日本語講師も務めた。その間『Ost=Asien』誌には、「日本と対ロシア戦争」「黄禍」「日本における鉄砲の伝来」「日本における最初のアメリカ軍艦」「国際政治学者の 目から見た束アジア」などのエッセイ、論文を発表している。」
(泉健「 『Ost=Asien』研究 : その3.人名注解;日本人編」『和歌山大学教育学部紀要. 人文科学 54』2004年所収より)

タイトルページ
綴じ紐が解けてしまっているため要補修。