書籍目録

『メソジスト監督教会の外国伝道についての歴史的素描:その起源から1880年の終わりまで。各地域の地図付属』

オズマン

『メソジスト監督教会の外国伝道についての歴史的素描:その起源から1880年の終わりまで。各地域の地図付属』

1881年? ニューヨーク刊

Otheman, E. B.

HISTORICAL SKETCHES OF THE FOREIGN MISSIONS OF THE METHODIST EPISCOPAL CHURCH FROM THE ORIGIN OF EACH TO THE END OF THE YEAR 1880. WITH A MAP OF EACH MISSION.

New York, PHILLIPS & HUNT. (Printed for the Missionary Society, 805 BROADWAY), (1881?). <AB201771>

¥54,000

13.6 cm x 20.8 cm, Title, pp.[1-3], 4-114-[118], folding maps (not paginated but counted) [7], Original paper wrappers
表表紙と最初の1葉が分離している状態。国外図書館旧所蔵のため、除去ラベルがタイトルページに貼り付け。

Information

日本におけるメソジスト監督教会の初期伝道活動を地図とともに紹介。青山学院の前身となる学校についても報告。

 本書は、日本におけるメソジスト監督教会の初期に伝道活動を、他の世界各地の伝道活動と同時に報告したもので、19世紀半ばから80年までの同教会の活動の概観を知ることができる貴重な資料です。

 取り扱われる地域は、日本をはじめとして、リベリア、南米、福州、中国北部・西部、インド北部・南部、ドイツならびにスイス、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、ブルガリア、イタリア、メキシコと、世界中の多くの国や地域における同教会の初期伝道活動が各章ごとで述べられています。各章には、当該地域の地図が付されており、地理情報と参照しながら活動の展開を理解できるようにしてあります。

 日本については、折り込みの日本地図とともに、89ページから101ページにわたり独立した章立てで紹介されています。日本における同教会の活動は、1873年に北米から宣教師が派遣されたことに始まるとされており、本書刊行時点では、その歴史がまだ10年にも満たないものであったにも関わらず、多くの紙幅を割いて紹介されている点に鑑みると、同教会が日本での伝道活動をいかに重視していたかが伺い知れます。

 日本についての記事では、日本の歴史とザビエルに始まるキリスト教との関係が簡単に紹介されてから、メソジスト監督教会の日本への宣教師派遣決定の経緯と歴史が最初に紹介されています。続いて、横浜、江戸(東京)、函館、長崎に派遣された宣教師と各地での活動が詳細に報告されます。また、女子教育の先駆けとして、青山学院大学の前身となった「女子小学校」を設立したスクーンメーカ(Dora E. Schoonmaker, 1851 - 1934)による活動についても言及しており、1874年11月6日の東京赴任と学校設立の経緯について述べられています。横浜、東京(築地)での活動や女性伝道については特に詳しく報告されており、メソジスト監督教会のみならず、明治初期のキリスト教伝道活動全体の研究にとっても貴重な資料となっています。

目次
日本の章冒頭。折り込みの日本地図が付属。
最後から2番目のパラグラフに青山学院の前身となった「女子小学校」設立についての記述がある。
裏表紙。伝道活動を行なっている地域は黒く示されている。
  • 表表紙と最初の1葉が分離。
  • 見返しとタイトルページ旧蔵者による除籍ラベルが貼られている。