書籍目録

「也阿弥ホテル関連古資料 4点」

(也阿弥ホテル)

「也阿弥ホテル関連古資料 4点」

不明(明治27年以前) 不明

(Yaami Hotel)

1) L'33 YAAMI HOTEL AT MARUYAMA, KIOTO. 2) XI. _ UN HOTEL A KIOTO 3) THE YAAMI HOTEL, KIOTO, JAPAN. 4) THE YAAMI HOTEL, KYOTO.

not stated, not stated, not dated. <AB201758>

Sold

not stated

4 items; 1) 20.7 cm x 27.1 cm. 2) 18.4 cm x 25.0 cm. 3) 8.9 cm x 13.8 cm. 4) 8.9 cm x 13.8 cm9.1 cm x 14.1 cm,

Information

明治39年に焼失した京都円山公園内の外国人向けホテル「也阿弥ホテル」関連資料

「也阿弥ホテルは円山にあって、京都で最初にホテルを称した。明治12年(1879)、長崎県人井上万吉が安養寺塔頭の也阿弥ほかを買収し、洋風に改造して開業。客室40、各部屋ごとのドアはなくカーテンで仕切っていた。照明はランプ、食事はすべて洋食で、同16年の宿料は3円50銭、食事上等が朝食75銭、昼・夕食が1円。ピエール・ロチやフェノロサ夫妻なども利用している。明治32年焼失、同35年4月に再建開業したが、同39年に再び焼失。円山公園は明治19年に公園地に指定、円山安養寺にちなんで円山公園と命名された。そののち大拡張整備・改修を行い、大正3年(1914)に完成した。」
(吉田光邦監修『写真集成 京都百年パノラマ館』淡交社、1992年より)

屋根の色彩は写真の手彩色者によるもので、実際のものとは異なると思われる。明治27年ごろに増築したと言われる4階建ての建物がまだ見えないことから、それ以前の姿であることがわかる。
ホテル全景。京都のローマ字綴りがまだKIOTOだった頃のもの。
ホテル全景。京都のローマ字綴りが、今と同じKYOTOとなっている。