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私家版 / 著者直筆献辞本 1965年？ 出版地不明
Wormser, J.A.
Lood voor de vloot van de Keizer.
note placed, Self published, 1965?. <AB20197>
Sold
20.8 cm x 29.0 cm, pp.1-169, Plates: [5], Original pictorial paper wrappers.
Information
本書は、1942年にジャワで日本軍の捕虜として連行されたオランダ人の著者によって書かれたもので、日本軍のオランダ領インドネシアへの侵攻時の様子や、その後の捕虜の過酷な扱いについて、捕らえられたオランダ人の側から記した貴重な資料となっています。著者の詳細については不明ですが、タイプ打原稿で印刷された本書は、著者が私家版として1965年頃（本書自体に刊行年表記はありませんが、著者による献辞文の日付から推測できます）に刊行されています。捕虜として捕らえられたのちに、長崎へと送られた著者は、炭鉱採掘を始めとした様々な強制労働を強いられたようで、こうした過酷な体験をもとに小説仕立てにして本書を著しています。
