書籍目録

『露の世:古代日本の14の「ウタ(歌)」』

クーシュー / デルヴァンクール

『露の世:古代日本の14の「ウタ(歌)」』

1926年 パリ刊

Couchoud, P(aul).L(ouis). / Delvincourt Claude.

CE MONDE DE DE ROSÉE: QUATRZE. "UTA" ANCIENS TRADUIT DU JAPONAIS PAR LE D'P.L.COUCHOUD.

Paris, Alphonse Leduc, MCMXXVI(1925). <AB2018120>

Sold

27.0 cm x 35.0 cm, Title, 1 leaf, pp.1-23, with original pictorial cover, Original paper wrappers.

Information

フランスに俳諧を紹介し、小林一茶に傾倒した哲学者クーシューが手がけたジャポニズム楽曲集

タイトルページ。

 クーシュー(Paul Louis Couchoud,1879 - 1950)は、フランス人の哲学者で本格的に日本の俳諧をフランスに紹介した詩人として知られています。彼は、1903年に奨学金を経て来日し、「俳諧(LES HAIKAI)」と題した論を雑誌 Le Lettres に1906年に連載の形で発表しました。また来日時の見聞と考察を後年にまとめて『明治日本の詩と戦争(Sages et poètes d'Asie. 1916?)』として出版しています。

 本書のタイトルは、小林一茶の「露の世は露の世ながらさりながら」からとったものと思われ、クーシューが紹介した俳句14句を楽曲に仕立てるという非常に興味深い試みを行っています。

限定20部で特別な和紙を用いたサイン入り特別版の存在が記されているが、本書は通常盤と思われる。
作曲を担当したデルヴァンクール(Claude Delvincourt, 1888 - 1954)は、20世紀前半にフランスで活躍したピアニスト。
表紙は本体部分とは別にカバーとなる形状。