書籍目録

「也阿弥ホテル古写真2点と絵葉書」

「也阿弥ホテル古写真2点と絵葉書」

写真はいずれも専用額装済み (明治27年以前、以後) 不明

not stated.

1) 1310. YAAMI HOTEL KIOTO. 2)not stated 3)VIEW OF KIOTO, JAPAN, FROM THE YAAMI HOTEL

not stated, not stated, not dated. <AB2017136>

Sold

1)20.6 cm x 26. 3 cm / 2)19.8 cm x 26. 0 cm. (いずれも写真本体サイズ)/ 3)9.0 cm x 13.9 cm,

Information

明治39年に焼失した京都円山公園内の外国人向けホテル「也阿弥ホテル」の古写真と絵葉書

「也阿弥ホテルは円山にあって、京都で最初にホテルを称した。明治12年(1879)、長崎県人井上万吉が安養寺塔頭の也阿弥ほかを買収し、洋風に改造して開業。客室40、各部屋ごとのドアはなくカーテンで仕切っていた。照明はランプ、食事はすべて洋食で、同16年の宿料は3円50銭、食事上等が朝食75銭、昼・夕食が1円。ピエール・ロチやフェノロサ夫妻なども利用している。明治32年焼失、同35年4月に再建開業したが、同39年に再び焼失。円山公園は明治19年に公園地に指定、円山安養寺にちなんで円山公園と命名された。そののち大拡張整備・改修を行い、大正3年(1914)に完成した。」

(吉田光邦監修『写真集成 京都百年パノラマ館』淡交社、1992年より)

也阿弥ホテル(YAAMI HOTEL)。明治14(1881)年に円山で営業を開始した当時の京都最大のホテルで、京都を訪ねた多くの外国人が利用した。2度の火災により明治41(1908)年に廃業。

1)明治27年ごろに増築したと言われる4階建ての建物がまだ見えないことから、それ以前の姿であることがわかる。
2)ほぼ同じアングルで撮影したものだが、新築の4階建ての建物が増築されていることがわかる。
3)也阿弥ホテルのバルコニーから見た京都市街を写した絵葉書
3)裏面